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【管理も仕事?】現場を支える“見えない力”《介護職の専門性を“見える化”する②》



【シリーズ紹介】
この記事はシリーズ『介護職の専門性を“見える化”する』の第2回です。
→ 第1回:【営業力も必要?】伝わる介助と信頼を築く力とは
→ 第2回:【管理も仕事?】現場を支える“見えない力”
→ 第3回:【介護職=総合職?】多職種連携と成長力の本質


介護職は「生活のマネージャー」?──見えない「管理」業務の奥深さ

前回は、介護職が「営業的な視点」で信頼を築く存在であることを紹介しました。
今回は、「管理」「マネジメント」というもうひとつの専門性に焦点を当てます。


日常を支える「モノ」と「カネ」の管理

日用品の在庫管理と調達

利用者様の生活を支えるためには、以下のような日用品の管理が欠かせません:

  • トイレットペーパー
  • ティッシュ、オムツ類
  • 洗剤、シャンプー、介護食 など

これらを「切らさない」「余らせない」ように調整するのは、まさに在庫管理です。
ご家族への依頼や代理購入なども含め、現場での判断力が問われます。

【補足】
在庫管理は介護の質を下支えする重要な業務であり、地味ながら信頼を生む部分です。


金銭管理と支払い代行

介護職が担うこともある金銭関係の業務:

  • お小遣いの出納
  • 病院や家賃などの支払い手続き
  • 領収書の保管と帳簿の記録

お金を扱う責任は重く、記録の正確さや透明性の確保が求められます。

【実践のヒント】
金銭管理には必ず「複数人確認の体制」「記録の見える化」が必要です。


情報と時間をマネジメントする

情報マネジメント

介護の現場では、以下のような情報が飛び交います:

  • バイタルや健康状態
  • 食事量、排泄、服薬状況
  • 家族からの伝達事項

この情報を正確に記録し、スタッフ間で適切に共有することがケアの継続性と安全性を支えます。


タイムマネジメント

介護職の業務は多岐にわたり、時間の使い方も重要です:

  • 複数の利用者支援
  • 清掃や記録
  • 緊急対応への柔軟な割り込み

スケジュール管理や優先順位の見極めは、プロの判断力そのものです。

【実践のヒント】
「無理なく、安全に、無駄なく」を目指すスケジューリングは、チーム全体の協力がカギです。


介護職は縁の下のマネージャー

これらの業務は、見えにくいかもしれませんが、利用者様の安心・安全な生活を支える「縁の下の力持ち」です。

「ケアだけが介護職の仕事ではない」ことを伝える視点として、管理やマネジメントの側面を意識してみてください。


【次回予告】
介護職に求められる「総合力」とは?
シリーズ最終回では、調整力・共感力・成長力をもった“プロフェッショナル像”に迫ります。

【前回】
→ 第1回:【営業力も必要?】伝わる介助と信頼を築く力とは
【次回】
→ 第3回:【介護職=総合職?】多職種連携と成長力の本質

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