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介護サービスを使い始めて3~10日位を目処に介護状況の変化を話して介護漬け予防で気持ちを軽くしてみる

介護保険サービスを利用した時に、有意義に「自宅での生活」を続けるには、”早め”に介護状況の変化を話して介護漬けにならない余裕を心がける

 居宅介護サービスの種類

自宅で生活する人が受ける介護保険サービスには、次のように大きく分けられます。

  1. 「訪問」系・・・訪問看護や訪問介護など自宅でサービスを受ける。
  2. 「通所」系・・・施設や事業所等(以下、施設等)の送迎で施設等でサービスを受ける。
  3. 「短期入所」等・・・数日~3週間程度、介護度やケアプランに応じて短期間介護施設等に宿泊する。

1~3は「居宅」サービスと纏められています。

(介護認定で”要支援”と判定された方は「介護予防事業」の対象ですが今回は記載せずにすすめます)

対するものとして、数ヶ月など一定期間から数年と長期間施設等で生活する介護サービスを「入所」系サービスといいます。

居宅サービス利用時の落とし穴。介護をはじめてする家族は「無意識に頑張り過ぎ」てしまう

病院や施設と自宅環境の大きな差

以前よりも病院や施設での機能訓練や生活の中で行われるリハビリなどは、自宅環境に配慮した質の高いものとなっています。それでも、介護サービスを利用するご本人が自宅に帰ると、食事やトイレなど生活様式の殆どが病院や施設での生活様式とガラリと変わります。大きく差が出る代表として

  • 床の段差や手すりの位置
  • 想定している動線を超えた移動
  • 排泄などトイレの使用時間やタイミング
  • 気温や湿度の確保
  • 外出の頻度や用途
  • 介護者の技量

等があげられます。

どんなに手すりを付けるなどの住宅改修を行い、ベッドをレンタルしポータブルトイレを購入したとしても施設のような丈夫な壁や天井ばかりではありませんし、床も畳の部屋に寝室を作る家も沢山あります。

介護者が変わることも大きな要因となる

訪問や通所のサービスを利用しても、自宅で介護を中心となって行うのは職員ではなく家族です。でも、その頑張っている御家族は殆どの場合

介護に関しては”素人”(字面が悪く申し訳ありません)です。(技術や専門知識などの面)

その家族が食事やトイレなど全般を支えるべく朝から晩、夜中までも頑張っています

家族の無意識の頑張りは入院・入所中から始まっている

家族が病院や施設から促されて行うものには次のようなものがあります。

  • 栄養指導・・・食事に関する栄養バランスや食べやすいおかずの大きさなどの指導
  • 介助指導・・・着替えやトイレ動作の現状と介助方法やオムツ交換の仕方を口頭で説明されたり体験したりする。

これらを覚える為に必死になっていきます。

結果として、在宅での介護サービスを利用する時間以外の殆どが介護漬けになってしまう家族は少なくありません。

「これだけ教えてもらったから」、「自分の大切な家族だから」、「これ以上のサービスはお金がかかって使えない」等々の様々な感情から、いつの間にか周囲に助けを求めることが遅れてしまうことがあります。

自宅の生活は意外と事業者から視えにくい

(こんな事を書くと事業所や病院で一生懸命頑張っている方々に怒られそうですが)

通いや訪問のサービスを利用し始めたばかりの方は特に陥りがちです。

確実に10数年前よりも施設・事業所やケアマネさんの努力があって”聞き取り”の突っ込み度合いは深く、良くなっていることは間違いないと思います。

しかし、いくら住環境の視察や整備、細やかな”聞き取り”をしても先に挙げたような状況の家族が全てを相談出来ていると考えるのは甘いといえます。

だからこそ、ケアマネさん達は少ない時間で沢山の「困ったこと」が無いかを質問します。

この「困ったこと」の聞き取りが意外な見落としや家族の「精一杯」を見えにくくする場合があります。

家族が介護で頑張りすぎてしまわないために心がけるべき事

「大丈夫」と思った事もケアマネに話す

早めに自宅での様子を話していくことで

無意識に頑張りすぎている

部分があるか無いかを客観的に視てもらう事が出来ます。

介護援助の方法やお金に関する心配なども含めて”サービスの使い方”を見直す切っ掛けにもなります。

そのためにも、自宅の様子を話す際には「困っている」事は素直に「困った」と相談し、出来ていることも「大丈夫です」と一言で答えるのではなく、「このような方法で上手くできている」と具体的に話して下さい。

もしかしたら、家族の方自身が気付いていないだけで「無理がかかっている」かもしれません。

ケアマネに状況を話すタイミング

基本的にケアプランの実施状況を確認する為にケアマネは早めに訪問を行います。しかし、利用状況によりますが泊まりで不在が続く時に訪問をしてもらっても参考に出来ません。

無意識の無理」を減らし、利用者と共に有意義な自宅生活を長続きしていく為には(自宅での生活が1週間程度継続する事を目安として)サービスの利用開始後10日以内程度でケアマネに連絡を取ってみて下さい。

ケアプラン作成や希望の伝え方などは以下を読んでみて下さい

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