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【生活の質】 「良質なケアプラン」、「質の高い介護」は”高度な技術”とは別物

介護生活を彩る【質】を高めるための「ケアプラン」や「介護」は”高度な技術”ではなく、”知識・経験”や”技能”で提供できる

【生活の質】の向上は、必ずしも「高度な介護技術」がなくても、「技能」があれば提供できる

言葉のイメージが不要なマイナスな印象を与えている

【生活の質】とは

【生活の質】は、Quality Of Life=QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の日本語訳です。

住んでいる地域育った環境、職場での仕事内容や家庭や地域での役割など、私達一人ひとりが持っている”大切なもの””誇りたいもの”など、

「自分の人生をより自分らしく」という、極端に簡単にすれば、

  • 「美味しい食事を食べたい」
  • 「綺麗な衣服を身に着けたい」
  • 「楽しみの映画を好きなだけみ観たい」

など、私達が「ちょっとしたご褒美」レベルから

過去に送ってきた「”普通”の生活をも

指しています。

”【生活の質】の向上”という言葉が与えるイメージが「介護」のハードルを上げている

医療・介護・福祉の現場では、患者・利用者の生活を支えるために

【生活の質】の向上という言葉を用いています。

特に「介護」と「福祉」の現場では、利用される方の【生活の質】を

どれだけ高くすることができるか?という点にアピールポイントを絞って

”理念”として掲げている施設・事業所も少なくありません。

考え方が間違っているとは思いませんが『向上』を求める姿勢が行き過ぎた結果、

過度なサービス誤った解釈”ホスピタリティ”によって

介護職員の業務負担が多くなっている施設・事業所があることも事実です。

【生活の質】の向上につながる「ケアプラン」や「介護」とは

先にあげたように【生活の質】が

「美味しい食事」や「普段着ないおしゃれな服装」などを指している場合、

どのように「ケアプラン」や「介護」が関わってくるのでしょう?

利用される方、一人ひとりの介護を必要としている生活状況や体の状態などが異なるために全て一律という訳にはいきません。

例えば、(ちょっと強引な例えです)

『お寿司の出前をとって家で食べたい』と希望した場合、

噛む力や飲み込む力、着替えやお金の管理も自分でできるが

課題として、移動面に問題があり

「玄関から出前のものを部屋に運べない」

「食後の食器が運べない」時に介護として関わる際に

この2つをクリアするために必要なのことは、品物を運ぶことができれば

高度な技術は必要ありません。

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ところが、同じ利用する方の希望が

『バス停3つ先のお寿司屋さんに行ってお店でお寿司を食べたい』との

場合には、どうなるでしょう?

移動面の問題とは、何かを見定める必要が出てきます。

  • 歩けるのか車椅子を使うのか。
  • お店まで自家用車を使うのか公共利用するのか
  • お店の中はどうなっているのか

などなどの点を調べて解決に導く必要が出てきます。

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しかし、ここで優先されるのも「介護技術」ではありません。

課題を見つけ出し解決までの道のりをつくる「知識」と「技能」です。

また、利用される方やご家族の要望を聞き出せる力も必要です。

【聞き上手】なケアマネは生活に沿ったケアプランを作りやすい。
優れたケアプランを作る事とケアマネとの相性は別物 良質なケアプランを作成できても利用者や御家族、現場職員に受け入れてもらえないと勿体ない。 ケアプラン作成に必要なこと ケアプラン作成には、大まかに以下の2点が不可欠です。 利用者及び家族の希...

利用される方やご家族からも具体的な要望があれば、より関係は作りやすくなります。

【具体的な介護サービス内容】は記載次第で介護職員の業務負担を軽くできる 【ケアプランの見方 】
前提:介護保険のざっくりした基本 介護保険サービスを受ける事の出来る人 介護保険サービスの対象者(被保険者)は以下の方です。 第1号被保険者・・・65歳以上の方 第2号被保険者・・・40歳~64歳の方で特定疾患の診断を受けた方 特定疾患の種...

”知識・経験”や”技能”を磨いて、「技術」を使いこなす

高度な「技術」は習得していても使い所がわからなければ【質】の低下を招く恐れがある

以前にも、【技術】と【技能】の違いについての記事を書いたことがあります。

介護の知識や技術は【独自性】と【再現性】を使い分ける
移乗動作などの介助方法や業務のシステム化は”独自性”よりも【真似しやすい】技術や知識を伝えたほうが職員同士の【共感】を得られやすい 介護現場で活用する知識や技術は「どれだけ使いやすいか」で業務の進め方が変化する 介護の技術は伝達が大変難しい...

よく様々な場面に素早く対応できる人のことを「引き出しが多い」と

表現されることがあります。

人によっては、【技術】をたくさん習得している人のことを指す人もいます。

しかし、実際には【技術】を活用するタイミングを推し量ることができる人、

【技能】に長(た)けている人が「引き出しの多い人」

です。

【技術】は引き出しの中身、【技能】は引き出しそのもの。

と例えるとイメージしやすいかと思います。

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”知識”や【技術】は【技能】や”経験”が欲して初めて身につく

介護に関わらず、より高度な”知識”や【技術】を身につけるためには、

「強い意欲」が必要です。

意欲をより強くするものは、本人の不便さ効率の悪さが元になることが多いです。

「より便利に」「より効率よく」を求めるときに【技術】や【アイデア】を身に着けたり生み出したりしやすくなります。

不便さや効率の悪さを感じ、便利さや効率の良さを求めるためには

現場での経験が必要となります。

経験を技能にしていくコツ

”経験”=”年数”ではありません。

重要なことは、どれだけ現場で疑問を感じるかです。

普段の業務において、「なぜ」を意識することは業務の密度を高くしていきます。

  • 「なぜ、食事のときにテーブルに肘をのせているのか」
  • 「なぜ、いつもベッドから起きるとお尻が落ちそうになるのか」

など、簡単に答えが出そうなことでも疑問視する、しないでは大きく変わることがあります。

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これら、疑問を意識することが引き出しである【技能】を磨きます。

同じように疑問を持つことが新たな”知識”と【技術】を欲する切っ掛けとなります。

日々、忙しい業務に追われていても疑問を持ち、”経験”と【技能】を意識的に増やすことが、”知識”と【技術】を活用する助けになります。

【生活の質】の向上を目指すあまりに自分の中の【技術】の壁を高くしてしまって潰されてしまわないように、小さな疑問というステップを作って見てください。

以上、今回の”斜め”な一案でした。

介護への”気持ち”がほんの少しでも「軽く」なっていただければ幸いです。

※ いらすとや さんより借用

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