介護で感じる”辛い”の大半は【技能】不足
介護技術を磨いているのに業務負担が増えて”辛い”など
【技術】で越えられないときには【技能】を深めて解消する
【技能】を覚えて介護に関する「気持ち」を軽くするヒントを紹介

はじめまして、kazu_taといいます。
作業療法士として働いています。
高齢者介護の仕事をしながら、令和3年年末に他界した祖母の介護を実家に通って関わっていました。
このサイトでは・・・
高齢者介護に関わる一人の職員として、
高齢の祖母を実家で介護している家族の一人として、
利用者家族と提供従事者の両方を経験している立場から
- 介護現場で、職員同士や利用者との人間関係が上手く行かない
- 頑張って介護技術を習得するほど、仕事が増えてしまう
- 家族の介護で悩んでいることを上手く伝えられない
- 介護をしていると、ついイライラしてしまう
など、介護場面で感じる「ちょっとした”辛い”」を
少しずつ解消できるような方法を書いています。

- 初めて仕事で介護に関わる人
- 新人教育を任せられるほどのベテランの人
- 突然家族の介護を行うことになった人
- PDCAを調べ直している人
には、一度読んでいただきたいです。
私が普段従事している【リハビリテーション】の説明はこちらを御覧ください。
「こんな時の対処はこうだ!!!」というような
正解は残念ながら見出せていません。
皆さんと共に作り上げることができれば良いと思います。
このサイトの記事は【技能】を中心に構成しています。
必要に応じて”リハビリテーション”や”PDCA”なども書いていますが、
【技能】習得のきっかけや興味を持っていただく事を目的としています。
【技術】【技能】【知識】【経験】
それぞれが違うものだと感じて、自ら選んで深める切っ掛けになれれば幸いです。
詳しくは、このサイトの使い方を御覧ください。
介護とは、自立した生活を目指す支援の方法
「介護」という言葉は以外に古く明治時代には存在していたようですが、当サイトでは
近年の【介護保険】における「高齢者介護」を基準にして「介護」という言葉を使用
しています。

ですので、障害者(児)の方への介護とは、共通する部分があっても混乱しないように、あえて区別しています。
介護保険サービスの詳しい内容は、以下を参考にしてください。
WAM NET-福祉・保険・医療情報-のHPより

介護保険制度に関しての大まかなところが見えたら、次は家庭と施設の違いです。
介護の家庭と施設、それぞれのメリットとデメリット
家庭で家族が介護するメリットとデメリット
家族介護のメリットは気心が知れていること、デメリットは余裕が無くなること

仕事として利用者のご家族とお話しを聞く時や私自身が祖母の介護をしていて殆ど同じ内容を強く感じます。
メリット
「家族だから、ある程度話しかける言葉の選び方に迷うことが少ない」
・・・つまり、長年の付き合いのよって関係ができている。
デメリット
「夜中でもトイレなどで起こされるし、朝から晩まで介護漬けで休めない」
特に認知症の家族を介護する多くの利用者家族は【余裕がない】という
課題を抱えている方が殆どです。
この課題に対して、介護保険サービスでは、
「入所サービス」と「居宅サービス」という大きく2種類のサービスで対応しています。
それぞれのサービスを利用するには、「これから、どんな生活をしたいのか」という
希望を伝える必要があります。
希望や要望の伝え方に関するコツは、こちらをご覧ください。
(主に認知症の方を家族介護する場面を中心としてますが、家族介護全般に応用できます)
「居宅サービス」という、いわゆる訪問や通所、短期入所などを利用している家族であっても
自宅にいる時間の介護で「余裕が無い」とお話しをする方も少なくありませんでした。

全国ニュースに取り上げられるような
「切迫した介護環境による悲しい事件」は
大きな課題です。
次の施設側の項目は、職員目線ですすめています。
施設介護のメリットとデメリット
施設介護のメリットは多職種の情報が多く伝達が早いこと、デメリットは業務負担の個人差が大きい

リハビリ職員として、老人保健施設・特養・サービス付き高齢者住宅などで働いていて、介護職員さんから一番多かった特徴です。
同じ介護保険サービスでも、「居宅」・「入所」ともに実に沢山の業務形態があります。
こちらも、以下のサイトをご参照いただけると、分かりやすいかと思います。
WAM NET-福祉・保険・医療情報-のHPより
どの介護現場でも、ありがちな業務負担に【記録】と【人間関係】があります。
記録を内容を濃く簡潔に書くコツをケアプランから変えていくヒントは、
こちらをご覧ください。
業務としての人間関係のコツを【共感】から見直している記事です。
よろしければ、こちらもご覧ください。
最後に・・・技能を深めて、介護負担を少しずつ減っていく
技術ばかりを追っても変わらない時には、器となる技能を磨く
最近は、SNSの普及に伴い様々な介護技術を動画で学ぶことが可能となっています。
難易度の高い介護技術を使いこなす家族の方もいます。
現在の生活が介護技術によって良いものになっている方は、特に不便を感じないかも知れません。
しかし、いくら技術を習得しても仕事や介護生活が良い方向に向かっていないと感じる人は、もしかしたら
場面に応じて技術を使いこなすための技能が未熟なのかも知れません。
技能に関する詳しいことは、こちらをご覧ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
年齢を重ねて介護が必要となることを考えるだけで
「辛くなる」なんて言う方が少しでも少なくなるように見えにくかった角度から介護に関する情報を発信していきたいと思います。

今後とも、宜しくお願いします。